2018年08月03日 18:16更新
上越市内の一部の田んぼではこのところの高温と雨が降らないことでイネが枯れる被害が出始めている。市では今後もまとまった雨が期待できないことから、被害はさらに広がるものとみて農家に対しできるところから対策をとるよう呼びかけている。
これはきょう開かれた上越市の農地渇水対策本部会議で報告された。
報告によりますときょう午後2時現在、浦川原区や吉川区などで干ばつによりイネが枯れる被害が30件。面積にして9.41ヘクタールとなっている。また、家畜の被害もでている。柿崎区などではニワトリが7300羽以上乳牛が1頭暑さのため死んだという。
この状況を受け市では3日、干ばつ被害に関する農家向けの相談窓口を開設した。さっそくポンプやタンクの購入や借り上げについて相談が寄せられている。市では農家に対し「補助の対象は今後明らかになるが、今できる対策はすぐに取ってほしい」と呼びかけている。
上越市農林水産部の近藤直樹部長は「ニーズに合っているか検証しながら農家に対応する」と話していた。
相談窓口は市の農政課のほか、各区の総合事務所でも開かれ、4日土曜日と5日日曜日も対応する。
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