2018年06月16日 20:16更新

将棋の倉敷王将戦新潟県予選会で、上越市本町在住の柏本 望さんが優勝し、県代表として初めて全国大会に出場する。

柏本望さんは、現在８才。上越教育大学附属小学校の３年生。今年６月、アマチュアにとって名誉ある大会、倉敷王将戦の新潟県予選 小学生低学年の部に出場し、20人によるスイス式トーナメント戦で4連勝。決勝戦を制し、見事優勝した。全国大会への出場は初めて。

２歳上の兄に影響を受け、５才から将棋を習い始めた望さん。以来、学校以外の時間を全て練習に費やすほど、熱心に将棋に取り組んでいる。現在の棋力は１級。下校するとすぐに本町ふれあい館に出かけ、指導者と対局した後、自宅で詰将棋の研鑽、兄との対局に加えインターネットでの対戦と、一日平均４時間の練習をこなしている。朝も5時に起床し、宿題を終えてから将棋の練習を行う。さらに、週末は高田駅前将棋センターで、日本将棋連盟公認の指導員の元、腕を磨いている。師匠である棋力5段の指導員 吹山信彦さんは望さんについて「やっぱり鋭い。才能は指していて分かる。前途有望」とその実力に太鼓判を押す。

今後の課題は、玉の囲いと攻め方、詰将棋を練習し読み解く力の強化を図る事だという。

望さんの全国大会での目標は、「一勝でも勝つ」こと。父親の柏本元さんは、「三戦するのでせめて一勝。あとは悔いのないよう戦ってほしい」とエールを送る。

全国小学生倉敷王将戦は、８月４日、岡山県倉敷市で行われる。