2016年12月21日 08:24更新
世界的にプログラミングを義務教育で取り上げる国が増えつつある。日本でも将来的に小学校で必須科目になるとみられ、注目が高まっている。上越教育大学の情報支援センターが今年の5月に開設した、子どもを対象にしたプログラミング教室「ギークラボ上越」を取材した。
教室の名前になっている「ギーク」とは、コンピューターやインターネットの分野で卓越した技術をもつ愛好者のことを。このギークな子どもたちを対象にした学習拠点がギークラボ上越。
教室では、デジタル情報に詳しい教授や大学院生が講師となって、地元の小学生から高校生までを対象に、コンピューターやプログラミングを教えている。月2回の活動では、簡単なプログラムソフトを使って小型のロボットを動かしたり、3Dプリンターで人形を作ったりしている。
今年度最後の活動となったこの日は、クリスマスツリーにLEDの電球を飾り付け、自由に点滅させるためのプログラミングに挑戦した。子どもたちはツリーに飾り付けした後、パソコンを使って、点滅させる間隔を自由に変更するプログラムを組み、ものづくりとプログラミングの両方を楽しんだ。
ギークラボ上越で指導する上越教育大学の大森康正 准教授は「プログラミングは、これからの子どもたちに基本的なスキルとして備えて欲しい技能。小学生が中心ですが、彼らにはプログラムは楽しいものだということを理解してもらい、色々なものの考え方も身につけていってもらいたい」と話している。
ギークラボ上越の今年度の活動は今回で終了したが、子どもたちはこれまでに覚えた知識と技術を活かし、来年4月から再びはじまる活動で、新たなテーマに挑戦する。目指せ、未来のギーク!
興味のある方は「ギークラボ上越」で検索!
http://gljoetsu.itc.juen.ac.jp/
※2016年12月22日 ニュースLiNKのコーナー「キッズ!oh!援団」で紹介 18:30~