2018年03月01日 10:11更新
直江津の釣り場「直江津港第3東防波堤」が昨年10月、台風の影響で被害を受けた。壊れた階段や手すりの修理はすでに終わっており、今シーズンのオープンは5月の連休前になる見通しだ。
階段はすべて流され 新しく設置した
「管理小屋やトイレが並んでいたが流された。波が壁を越えるとは信じがたい」。防波堤を管理する直江津港湾事務所の山田耕生次長が、当時のようすを振り返りながら釣り場を案内してくれた。
修理を終えた釣り場
被災前
昨年10月、台風の高波によって釣り場を管理する建物をはじめ、釣り場の階段、手すり、溝をふさぐためのフェンスが壊れた。波の高さは約6mだったとみられる。
海側のフェンスが高波で曲がった
倉庫も壊れた
この影響で昨年は営業期間を1か月ほど早めて終了することになった。階段やフェンスなどを復旧する作業が12月から本格的にはじまり、先月までにほぼ終わっている。復旧には約850万円かかった。
「直江津港第3東防波堤」は、2年前から冬を除いて開放されている。上越市八千浦の上越火力発電所の隣にあり、防波堤を利用している。新潟県が管理、NPO法人「ハッピーフィッシング」が釣り場として運営している。昨年の営業期間は3月から10月までで、約2万3,000人が利用した。直江津港湾事務所によると、利用者は前年より1万人ほど増えた。7割が長野県から訪れた人で、釣り場の開放は県外の人たちが集まるきっかけになっている。
釣り場を管理する建物の設置などはこれからで、今シーズンの利用は5月の連休前になる見通し。山田次長は「県外から多くの人が訪れる。地域振興の期待は大きい」と話し、再開に向けて準備を進めている。
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