2018年02月24日 11:00更新
上越市内のナルス2店舗で22日、サメ料理の試食会が開かれ、「サメのみそてりっ焼き」が買い物客に振る舞われた。サメ食文化の拡大にむけて、関係者も簡単レシピの普及に期待している。
こちらが「サメのみそてりっ焼き」。サメの切り身に塩コショウと米粉をまぶしたものをバターでムニエル状に焼き、てりやきソースをかけた簡単レシピ。
このてりやきソースは上越市中央1の山本味噌醸造場が昨年末に商品化したもの。その名も「みそてりっ」。添加物や化学調味料を使わず、みそ、さとう、ごま、みりんのみで作ったサメだけでなく、様々な料理にあうソース。「みそてりっ」の商品化の背景には、昨年の観桜会でサメの串カツとサメカツ丼のソースとして使用し、好評だったことにある。
試食会は「みそてりっ」がナルス全店で取り扱いが始まったことに加え、家庭でサメを食べるきっかけをさらにひろめていこうとナルスが初めて企画した。店頭では宮城県産のモウカザメが通常の半値ほどで売られ、買い物客が足を止めて食べ方などを尋ねていた。
試食した1人は「おいしい。サメに興味があったが、食べ方が分からなかった。今教えてもらった方法を試してみたい」と話していた。
ナルスの食育推進顧問で料理研究家の井部真理さんは「てりやき味は若い人からご年配まで好まれ、日本人なら誰もが好きな味。非常に食べやすくなっている。『みそてりっ』の醗酵のまちと日本一『サメ』をたべるまちを組み合わせて、どんどん広がりを見せてくれたら」と普及に期待を寄せていた。
井部さんによると、サメ食文化の普及に向けて、今後ナルスの惣菜コーナーに「シャークカツ」が販売される予定。また今年の観桜会では「サメのフランクフルト」も並ぶという。
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.