2018年02月23日 06:00更新
海外からの観光客を誘致する「インバウンド」を外国人の目線から学ぼうと、外国人を講師に招いた研修会が20日に上越市で開かれた。
この研修会は外国人観光客を上越に誘致しようと上越市が開いた。講師はアメリカ出身で妙高市に22年住んでいるウィリアム・ロスさん。ウィリアムさんはスキーやスノーシューで冬の世界を楽しむツアーを企画している㈱ダンシング・スノーの代表を務めている。山岳ガイドや翻訳家としても活動し妙高の魅力を世界に発信している。
研修会には約20人が参加し「地域観光の生かし方」と「効果的で質の高い広告媒体づくりについて」の2つのテーマに沿ってウィリアムさんから話を聞いた。
ウィリアムさんは「外国人観光客は、日本に来た雰囲気を味わいたいので、店の看板やメニューは外国語にせず、あえて日本語のままがいい」など、外国人の目線から見た誘客方法を紹介した。
「日本の優しさや、歓迎の気持ちがあれば外国人観光客はもっと来ると思う。日本に来る外国人は日本の食べ物や文化に興味があるので、そこをうまく使えばリピーターになると思う。それが本当のインバウンド」と話す。
参加者は「改めてアメリカ人目線でインバウンドを知れたので、これからはアジア人の目線のインバウンドを市でうまくやってもらいたい。上越に沢山の外国人観光客を誘致したい」と話していた。
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