2018年02月15日 12:00更新
公共施設の火災が相次いでいる上越市で14日、市庁舎の消防訓練が行われた。参加者は、火災のときの役割を定めたマニュアルをもとに速やかに行動した。
訓練は、地下1階にある食堂の厨房から出火した想定で始められ、火災を発見した食堂の従業員が通報し初期消火にあたった。
続いて1階の市の職員が来庁者を誘導し指定されたホールに避難した。
上越市では、去年8月に第2庁舎で、12月には安塚区の雪室で、さらに今年2月には板倉区の生活支援ハウスと公共施設で相次いで火災が発生している。
第2庁舎の火災のあと事態を重く見た上越市では、これまであった防災計画に加え、火災のときの職員の具体的な行動を定めた初動マニュアルを今月まとめた。マニュアルには、初期消火や避難誘導など職員に具体的な役割が割り振られている。今回の訓練はそのマニュアルに基づいて初めて行われたもの。
市役所の自衛消防隊長を務める池田浩財務部長は「公共施設での火災はあり得ない。」と訓示し、火災予防の徹底を訴えた。市では、今回の訓練で見つかった課題を検証し、マニュアルを見直していくことにしている。
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