2018年01月25日 12:36更新
雪室で貯蔵した食材を使った料理が、えちごトキめき鉄道のリゾート列車「雪月花」で提供されることになり、24日関係者を対象にした試食会が開かれた。
雪室食材を使った料理は、これまで雪月花で提供されてきたフレンチ料理の食材の一部を雪室で貯蔵したものに変更したもの。使われている雪室食材はタマネギやニンジンをはじめ、カブ、レモン、ジャガイモなど13種類。ミシュランガイド2つ星レストランのシェフ監修のもと、ホテルセンチュリーイカヤが作った。
料理に雪室食材を使うよう働きかけたのは、雪室を活用した食材の開発と普及をすすめている雪室推進プロジェクト。 トキ鉄によると雪月花の利用客は年間6,000人にのぼり、その7割以上が県外や海外からで、プロジェクトでは県外や海外の人たちに雪室食材を評価してもらい新たな商品開発につなげたい考えだ。
試食会には、トキ鉄の社員やプロジェクトのメンバーなどが参加し、味わいが増した料理の仕上がりを確認した。
トキ鉄の嶋津社長は、「雪月花に雪室食材が加わることで雪国づくしのサービスが提供できる。外国のかたに喜んでもらえる」と話していた。
雪月花で提供されるのは、2月中の土曜日と祝日の12日に運行される5便。この中には、台湾からの団体客が乗り込む便もあり、雪室推進プロジェクトの横山裕孝理事は、「雪が降らない台湾の人たちがどんな感想を持つか今から楽しみ」と期待を寄せていた。
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