2018年01月14日 06:00更新
上越市安塚区に昔からの味を大切に味噌作りをしている女性がいる。味噌作りをしているのは、農産加工品の製造販売を手掛ける団体「やすづか灯グループ」の小山とき子さんと松野アイ子さんのふたり。
松野アイ子さん(左) 小山とき子さん(右)
上越市安塚区の山間の集落朴の木にある作業所が、ふたりの仕事場。寒いこの時期に味噌を仕込むと、ゆっくりと発酵、熟成しておいしく仕上がるといわれている。ふたりは11月から4月までに1,500㎏の味噌を仕込む。作業は吉川区の大豆を蒸すことから始まる。機械ですりつぶしたあと、地元の棚田米でつくった麹を混ぜ合わせる。
原料も作り方も、ここ朴の木集落で昔から伝えられてきたやり方で、昔と変わらない。購入した人からは「懐かしい味。まろやかな味」との声が聞かれるという。まろやかな味に仕上がるもう一つの秘密は熟成期間の長さ。通常の手作り味噌が1年なのに対し、ここでは2年以上かけて発酵させる。
「やすづか灯グループ」の手作り味噌は、安塚区のゆきだるま物産館やJAのあるるん畑で販売されている。
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