2025年03月18日 16:00更新
上越市直江津地区の観光地や公共施設を生かしたまちづくりを考えるワークショップが15日(土)に開かれ、集まった人たちから海や鉄道を生かしたアイデアが出されました。
このワークショップは、上越市通年観光計画のエリアのひとつ直江津地区で、公共施設の屋台会館などを活用して観光客を呼び込む社会実験が行われているのに合わせて開かれました。参加したのは市民14人です。
テーマは「直江津を観光で稼げる地域にする」です。はじめに市から社会実験の狙いについて説明がありました。市立水族博物館うみがたりには、年間およそ30万人訪れています。
市ではうみがたりのほかにも直江津のまちなかに足を運んでもらい、お金を使ってもらおうと、うみがたり前にある屋台会館や隣の公園でイベントを定期的に開いています。説明のあと、参加者は4つのグループに分かれ、直江津の「自慢」や、「理想の姿」について意見を出し合いました。
続いてグループごとにまちづくりのアイデアを発表しました。参加者からは、直江津は県内の「鉄道発祥の地」であることを生かしたり、海岸にテーマを決めて花を植えたりするアイデアが出されました。
発表者
「きれいな海を楽しんでいる海岸線の美化。海岸線や町並みにテーマを決めた花を植える」
参加者
「いろいろな人の意見が聞けた。若い人の話も聞けて楽しいひと時だった」
市によりますと女性の人口が流出する原因のひとつに、観光産業の不足をあげています。このため通年観光計画を通じて観光産業を充実させたい考えです。
上越市魅力創造課 市村和彦 さん
「全国的に女性の就業の割合が多いのは飲食、宿泊、娯楽、観光産業。上越は観光産業が少ない」
市では今後も市民を対象にした勉強会などを開き、直江津の観光地域づくりを主体的に行なう民間のまちづくり会社が立ち上がることに期待しています。
魅力創造課の渡来美香課長は、「皆さんから良い意見をいただけた。今後に向けた第一歩になりそうだ」と話していました。
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