2025年01月10日 12:00更新
小正月の縁起物ちんころの販売が11日(土)から上越市吉川区の小浜屋菓子店で始まります。
ちんころは、うるち米を練って動物などの形にかたどった小正月行事の縁起物です。
干支の巳に、イヌ、トリ、ウサギ、サルゴボウの5種類あります。大きさはいずれも高さ3センチほどです。
小正月に玄関や神棚の上に飾って五穀豊穣や安産などを願い、乾燥してひびが入るほど豊作に、幸せになると言われています。
小浜屋菓子店 中村 崇さん
「(ヘビ)赤いベロを出して愛嬌のあるように。ことしは巳年。ヘビは生命力が強い。1年間 健康で過ごしてもらえるように、願いを込めて作っている」
小浜屋菓子店では現在4代目の中村崇さんと、ことし90歳になる崇さんの母親の2人で手作業で作っています。昭和30年代まで吉川区では冬に節季市が開かれ、農家が作ったワラ細工や竹細工、菓子店が作ったちんころが販売されていました。現在、上越市でちんころを販売しているのは、吉川区の小浜屋菓子店のみです。
小浜屋菓子店 中村 崇さん
「吉川以外だとちんころはなじみがないと聞く。ちんころはこんなものだと知ってもらえるとありがたい。十日町では市で盛んに ちんころを作っている。うちも頑張って何とか続けていければ」
ちんころは5個セットで税込み1500円です。11日(土)から上越市吉川区の小浜屋菓子店で販売されます。購入するには事前に電話で予約が必要です。
小浜屋菓子店 中村 崇さん
「かわいく飾ってもらい楽しんでもらえたら」
ちんころを買い求めて、市内だけでなく新潟市や長岡市から訪れる人もいるそうです。なかには、受験の合格祈願として購入する人もいるということです。
小浜屋菓子店
住所:上越市吉川区原之町1399
TEL:025-548-2020
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