2017年10月13日 17:32更新
質の高い滞在型健康保養地「日本型クアオルト」を目指している自治体が一堂に集う催しが、12日と13日の2日間妙高市で開かれた。2日目の13日は笹ヶ峰高原で自然環境を生かしたウォーキングの講座が開かれた。
この催しは、日本クアオルト協議会に加盟する9つの自治体が持ち回りで開いているもので、妙高市の大会には全国各地から約120人が参加。大会では、クアオルトに関する研究発表や講演会が開かれたほか、笹ヶ峰高原で健康づくりに欠かせない運動療法の講座も開かれた。講座は、森林などの自然環境や運動に適度な負荷をかける標高の高さを生かした「気候療法ウォーキング」と呼ばれるもの。
指導にあたったのは気候療法の専門家木下藤寿さんで、各地の気候療法ウォーキングのガイドなど50人が参加した。木下さんは、約2キロの遊歩道を歩きながら運動効果が高い歩き方や健康チェックの仕方、さらにリラクゼーションの方法などを教えた。
参加者は、「楽しく歩けた。学んだ健康の要素を身に着け、ガイドできるようになりたい」「ほかのガイドとの交流もできた。地元に帰って生かしたい」と話していた。
木下さんによると標高1300メートルの笹ヶ峰では、ゆっくり歩くだけで平地でのジョギングに相当する運動効果が得られるそうだ。
「笹ヶ峰は、標高が高く気温が低い。健康づくりやスポーツに最適」と木下さん。「参加者には、安全安心に効果的なウォーキングをしてほしい」と話していた。
(木下さんインタ)
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.