2017年10月06日 14:03更新

上越市内に住む70代の女性がオレオレ詐欺の被害に遭い、500万円だまし取られたことが6 日にわかった。

上越警察署によると、女性の自宅に4日、同居している息子になりすました男から電話があった。「風邪を引いて声が変わった。携帯電話を落としてしまい、携帯番号がかわった」という内容だったという。

翌5日には「株で失敗した。500万円が必要だ」「金融機関にはタンス預金のために必要だと言って下ろしてほしい」「上越妙高駅に来て。一緒に東京に行って金を渡す」と電話があった。

女性は金融機関で500万円を下ろしたあと、同日午後４時ごろに、上越妙高駅で息子を待っていたところ、息子の代理を名乗る男が来て、女性は現金500万円を渡した。

その後、自宅に戻って深夜に帰宅した息子に状況を話したところ、詐欺だったことがわかった。

警察では「携帯電話の番号が変わった。声が変わった」といった内容のあとに金を要求する話しが出たら、詐欺の疑いがあるため警察や家族に相談するよう呼びかけている。

上越警察署管内で、今年確認された特殊詐欺の被害はこれで14件、被害額は2,642万円。昨年の被害額を1,000万円以上、上回っている。