2017年09月25日 08:44更新
上越地域医療センター病院が来年度から市が100パーセント出資して設立する一般財団法人として運営される方針が、22日に開かれたセンター病院の基本構想策定委員会で明らかになった。
市では、良質な医療を引き続き提供するため、現在の病院職員がこれまで通り勤務でき、病院の権限と責任を明確にできる経営形態を検討してきた。その結果、センター病院を新たに設立する一般財団法人に移行し、これまで通り指定管理者として委託する方針を固めた。センター病院はこれまでは上越医師会が指定管理者として管理運営してきたが、受託期間を今年度末までとする意向が示されていた。市は病院を一般財団法人化することで病院の意思決定や業務の執行、権限や責任が明確になるとしている。
一般財団法人の設立にあたっては市が全額出資し、いまの病院職員は財団法人の職員として全員雇用、退職金も移行する考え。また、病院の建物や医療機器などの財産も現状のまま市が所有する。今月中旬には病院の職員を対象にした説明会も開かれていて、大きな異論は出なかったという。今後、市議会への説明を経て、来年1月に新しい一般財団法人を設立し、来年4月に職員の移行、運営開始を予定。
なお、11月に開かれる次回のセンター病院基本構想策定委員会では、建設予定地や整備手法について話し合われる予定。
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