2017年09月23日 18:46更新
認知症の人と共に生きる社会を目指して襷をつなぎ全国を縦断するイベント「RUN伴」。23日は上越市内で行われ、参加者がリレーした。
「RUN伴」は、認知症になっても安心して暮らせる町をつくろうと全国で活動している団体、認知症フレンドシップクラブが毎年開催している。認知症の人と家族・支援者たちが、テーマカラーであるオレンジのTシャツを着て走り、1つの襷をつなぐイベントで、7回目となる今年は7月2日に北海道を出発し、11月に沖縄でのゴールを目指す。
上越市内を走るのは今年が3回目で、7歳から87歳までのおよそ60人が参加した。今年が3回目という参加者はこの活動を通して、「認知症で困っている人に、自分一人で悩まないでみんなで一緒にがんばっていきましょうと伝えたい」と話す。
認知症の人や、家族、一般の人などが、2人から3人でチームを組み、支援者とともに上越妙高駅から、ふもとクリニックまでの18区間、全長32kmを襷でつないだ。各ポイントでは、大勢の人達が笑顔でランナーを出迎えた。
自身も認知症の介護に関わっているという応援者は、「認知症の人たちが普通に暮らせる社会をつくることが大事だと思う。そのためにも、この活動を頑張ってほしい」と話す。
実際、RUN伴の参加者は、去年より20人増え、応援に駆け付ける人の姿も多くなった。
RUN伴 2017新潟上越エリアスタッフの山岸麗さんは「認知症のことを知りたい、認知症の人の地域での生活を支えたい、そう思ってくれる人が増え、上越を良くしていきたいと思う人が増えていることをとてもうれしく思う」と話していた。
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