2022年12月03日 12:00更新
JCVの生活情報番組「すまいるone」で放送中の「テディベア生誕120周年特集」では、今年で生誕120周年を迎えるテディベアの魅力と合わせ上越地域の「くま」のあれこれを紹介しています。
※番組は上越妙高タウン情報のプレミアム会員でご視聴いただけます。
【ROSE BEARⓇ】
上越市大町4丁目にある雑貨店「ROSE BEARⓇ(ローズベア)」。ここは長年に渡ってテディベア作家として国内外を問わず活躍しているテディベア界のレジェンド吉川照美さんが経営するセレクトショップです。
店内には吉川さんの作品はもちろん、全国のテディベア作家による様々な作品や輸入雑貨、ハンドメイド商品などが並んでいます。
吉川さん作テディベア
店内
ひときわ目を引く巨大なテディベア。こちらも吉川さんの手作り。なんと180センチあります。
吉川さん手作りの巨大なテディベア
この大きなベアの中には鉄柱が入っていて自立しています。これまで各地のイベントやテレビ番組にも出演した人気者。店内で記念撮影もできますよ。
テディベアの誕生秘話を吉川さんにお聞きしました
120年前、アメリカ26代大統領 セオドア・ルーズベルト大統領が狩猟に行ったところ傷を負った子グマを見つけました。
セオドア・ルーズベルト大統領のバッジ
子グマを気の毒に思ったルーズベルト大統領は仕留めることはせず、逃がしてあげたということです。このことがワシントン・ポスト紙に取り上げられ 心優しい大統領と、世界中で話題になりました。
ワシントン・ポスト紙
それを見たアメリカの雑貨屋がテディベアを作って大統領に贈りました。ルーズベルト大統領の愛称が「テディ」それと「ベア」をつけて「テディベア」が誕生したと言われています。
メリーソート社テディベア
さらに、同時期にドイツのおもちゃメーカー、シュタイフ社やイギリスのメリーソート社でもテディベアが制作され、世界中で愛されるようになっていきました。日本に輸入されてきたのは35年ほど前、日本でのテディベアの歴史は意外と浅いということです。
テディベアの定義とは…
テディベアの定義はアンゴラ山羊のモヘアを使い、首や手足が動くように手作りされたオリジナリティあるものをテディベアと呼びます。欧米では赤ちゃんが誕生すると、体重べアといってその赤ちゃんの身長体重に合わせたものを作ったりと、人生の記念日や節目にテディベアを送る習慣があるそうです。
雅子さま結婚・愛子さま生誕記念ベア
吉川さんは天皇皇后両陛下のご成婚祝いや愛子さまのお誕生祝いにもテディベアを贈られています。吉川さんにとってテディベアは人生そのものだと言います。
テディベアとの出会についてお聞きしました
輸入雑貨店をオープンするために自由が丘、代官山、原宿とか雑貨屋を見ていたところ、どこにいってもアンティークのぼろぼろのクマが置いてありました。そこで雑貨店をやるにはテディベアが必要、そう思い8万円のテディベアを購入しました。
始めて買ったクマ
「見ているうちにだんだん自分でもできるんじゃないかと思うようになり、作ったらはまっていって…そして自作のテディベアを知り合いの雑貨屋に置いてもらったところ、いきなり売れました。うれしかったです」
ゴールデンジョージ受賞作品
その後、吉川さんはテディベア界のアカデミー賞とも言われるゴールデンジョージで優勝し、世界中の愛好家から高い評価を受ける作家の一人になりました。現在は、上越で雑貨店を営むかたわら、テディベア制作のワークショップを主宰し、普及にも努めています。
吉川さん作テディベア
テディベアは集めたり、自分で作ったりと両方楽しめます。ローズベアではほかの作家がデザインしたテディベアが作れるキットも販売しています。世界に一つしかない自分だけのテディベア作りを楽しんでみてはいかがですか?
ROSE BEARⓇ 吉川照美さん
「12月12日(月)新潟市でワークショップを行います。綿を詰めるだけお子様でも簡単にできます。興味のある方はお問い合わせください」
店舗情報
ROSE BEARⓇ
■住所:上越市大町4-3-4
■電話:TEL025-542-9075
■営業時間:11:00~17:00
■定休日:木曜日
■ホームページ:http://rosebear-jp.com/
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