2022年08月18日 18:00更新
先月7日、上越市のコンビニエンスストアで電子マネーを購入しようとした高齢者に対して特殊詐欺を疑い、その被害を未然に防止したとして、18日(木)に上越警察署が店員などに感謝状を贈りました。
表彰を受けたのは上越市安江1丁目にあるセブンイレブン上越安江店オーナーの保高幸雄さん、副店長の西條翔さん、そして、店員の山岸元国さんの3人です。
上越署によりますと、先月7日に店を訪れた70代の女性が、電子マネー5万円分を購入しようとしたため山岸さんが何に使うのか尋ねました。
女性は「息子から頼まれたと言うように言われた」と話したので、特殊詐欺と思い、近くの交番に女性を案内し、被害を未然に防ぎました。
18日は保高オーナーが、代表して上越署の梅田毅署長から感謝状を受け取りました。
上越安江店では3年前にも特殊詐欺を防いだことがあり、表彰を受けるのは今回が2回目です。
セブンイレブン上越安江店 保高幸雄オーナー
「(被害者に)証券会社から電話があり5万円の電子マネーを買うよう言われた。特に高齢者には声かけをするよう日頃から従業員に話している。被害にあわなくて良かった。今後も未然に防いでいけたら」
上越警察署によりますと、今年管内で発生した特殊詐欺被害は18日現在17件で、被害額は1億1016万円です。
これは件数、被害金額ともに県内で最も多くなっています。
一方、特殊詐欺を未然に防いだ件数は13件で金額はおよそ950万円です。
妙高市内でも、特殊詐欺の訪問や予兆電話が相次いでいます。
今月14日、電力会社をかたり「お住まいの地域の住民から、ブレーカーが落ちると苦情があったため、点検にきた」と、業者の訪問が複数件あったとのことです。
また17日は、妙高市役所職員をかたり「国民健康保険税の還付があるので、口座情報を教えてほしい」といった、還付金詐欺の電話もあったとのことです。
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