2017年06月27日 18:02更新
介護をサポートするロボットを導入している福祉施設の見学会が27日、上越市安塚区でひらかれた。
見学会は上越地域のものづくりの企業でつくる、上越技術研究会が実施。研究会では今年ロボットをテーマに勉強会を開いており、介護ロボットを導入している上越市安塚区の特別養護老人ホーム「あいれふ安塚」を訪れた。
施設では去年から介護支援用ロボット「HAL」とコミュニケーションロボット「パルロ」を導入している。HALは職員の腰痛防止のために、パルロは施設の入居者とのコミュニケーションのために導入した。
両端は介護支援用ロボット「HAL」 中央はコミュニケーションロボット「パルモ」
いずれも国や県の実証実験に参加して導入したもの。実証実験はことし3月で終了したが、職員からの評判が良く、現在もHALを2台、パルロは5台を活用している。
HALを利用している施設の職員は「利用者を抱えて抱き起こしたり、トイレの介助のときにHALを使うことで、作業が楽になった」と話す。
一行は施設内を見学した後、介護支援用ロボット「HAL」を装着し、効果を体験した。
実際にHALを使って人を抱き上げた参加者は「ロボットによって施設の人も随分楽になることがわかった」と感想を述べた。
上越技術研究会の大島浩一会長は「どの業界も人手不足。製造業もいかに自動化するかが課題になると思う。他業種ではあるが、介護現場でこのようなロボットが使われているのを実際見られて、いい勉強になった」と話した。
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