2021年06月30日 15:07更新
長年にわたって国道の除雪にたずさわっている作業員に30日、高田河川国道事務所から表彰状贈られました。あわせて、今年の大雪対応に尽力した6つの会社に感謝状が贈られました。
表彰されたのは、上越商会の作業員 市川幹雄さんです。市川さんは20年以上除雪機械を運転していて、長年にわたる除雪作業への貢献が評価されました。
市川さんは「普段通りに除雪をしただけで変わったことはしていないので、20年という年月はピンとこないがありがたい」と受賞の気持ちを述べ、「今後は、尊敬する先輩方からの教えを受け続けながら、後輩に技術を教えていく立場になりたい」と話していました。
このほか、今年の大雪で高田河川国道事務所からの他工区への支援や、立ち往生車両への食料配布など、緊急要請に対応した6つの会社に感謝状が贈られました。
高田河川国道事務所では、毎年冬になると国道8号線と18号線のおよそ128キロに、75台の除雪機械と260人のオペレータを配置し、24時間体制で出動に備えています。この冬、事務所管内では、累計降雪量が過去5年平均の2.5倍となる720センチを記録しました。なかでも国道8号線は、災害対策基本法の対象区間に指定され、通行止めにして集中的に除雪を行いました。
表彰式では、堀尚紀所長が「みなさんの優れた機動力と技術力は大きな財産。引き続き協力をお願いします」と感謝を述べました。
市川さんは「今年の雪は20年間で初めての経験。除雪が一回で済まない、朝までに間に合わないなど大変だったが、いい経験になった。これは雪国でしかできない仕事」と話していました。
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