2021年05月27日 16:05更新
佐渡市の相川・佐和田地区の一部で、松くい虫の被害を防ぐ薬剤の散布作業が27日におこなわれました。
松くい虫被害とは正式にはマツ材線虫病といい、夏から秋にかけてマツの葉が急速に枯れてしまう被害です。
現在の島内の松くい虫被害は、県と市が指定している松林内のデータによると、平成6年度のピーク時から減少しています。
島内に植えられている松は防風林として、風による被害から住宅や農作物を守る役割を果たしています。このため防風林が枯れないよう、県と市が指定している松林で、行政による薬剤の空中散布が毎年、春と冬におこなわれています。
今朝は佐渡金山前と、佐和田地区の八幡海岸から観光ホテル八幡館横にかけて植えられている松林で無人ヘリコプターを使って散布されました。薬剤は人や動物などへの影響が小さいものを使用していますが、安全のため通行止めなどの措置がとられました。
佐渡市によりますと、空中からの「薬剤散布」のほかにも、被害にあった木から虫を駆除する「伐倒くん蒸」や冬には木の幹に薬剤を注入する「樹幹注入」といった対策を進めていく予定だということです。
佐渡テレビジョン
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