2021年05月27日 14:09更新
佐渡市両津地区の岩首昇竜棚田で16日、移住者などで結成する「SADO TANADA GIRLS(サド タナダ ガールズ)」による田植えがおこなわれました。
彼女たちは、米づくりに挑戦したいという想いから、Uターン者や移住者などを中心にこの春に結成し、現在6人で活動しています。
メンバーはこれまで地域住民の協力を得ながら作業に向けてミーティングを重ね、田起こし、育苗などに取り組んできました。
この日は雨の中、地域サポーターなどを交えていよいよ田植えに挑戦です。
田植えは初体験だというメンバーもいるなか、地域住民からアドバイスを受け丁寧に苗を植えていきます。
棚田には佐渡市の渡辺竜五市長も駆けつけて、一緒に苗を植えました。市長は「風景や文化を含めて棚田を守るこの取り組みについて、多くの方に関心を持ってもらい、活動を広げてもらいたい」と今後の彼女たちの活躍に期待を寄せていました。
平場よりも維持管理が大変な棚田の稲作。およそ30ヘクタールある岩首昇竜棚田では、地域の高齢化が進み、現在その半分で稲作がおこなわれていません。
今回の彼女たちの活動により、棚田保全の輪が広がることが期待されています。
移住者でリーダーの小川温子さんは「佐渡を知るきっかけになった場所で米づくりができることは感慨深くて嬉しい。苗の成長など一つひとつの体験に感動している」と笑顔で話していました。
サド タナダ ガールズは今後、草刈りなど棚田の管理を定期的に行い、10月頃に稲刈りを予定しています。
また、今年大々的に開催予定の岩首集落の収穫祭でも、運営を担うなど、精力的に活動していくということです。
佐渡テレビジョン
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