2017年05月27日 19:06更新
上越市の観光資源でもある高田公園のサクラを市民と市が協力して100年後に残すための活動「桜プロジェクトJ」が今年度もはじまり、参加者がサクラに肥料を与えた。サクラに感心をもってもらおうと、3年前から続いている。今年度最初の活動には約30人が参加し、全国各地のサクラ20種類以上が植えられている見本園でサクラに肥料を与えた。サクラの周りの土に20cmほどの穴をあけ肥料を入れて埋めていく。参加した少年は「土がかたくて作業がやりにくいところもあった。次に来るときに成長していたらうれしい」と、充実したようすだった。
高田公園の外堀よりも内側にあるサクラは約1,700本あり、そのうちの3割は傷みが激しく手入れや伐採が必要だ。市ではサクラの寿命を延ばすための計画を平成26年度から平成30年度まで5年間かけて進める予定だったが、来年4月に「全国さくらシンポジウム」が上越で開催されることを受け、来年度の取り組みを今年度、進める。計画を前倒しすることでシンポジウムで上越を訪れる人たちに、サクラの保護活動を広くアピールする狙いがある。
肥料与えた女性は「市外から来てもらえることは観光になる。子どもたちにサクラを育てることを教えることも大切ですね」と話した。
(傷みが激しいサクラの幹)(手当を受けるサクラ:写真左)
※2017年5月29日 ニュースLiNKで放送 初回18:30~
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