2017年05月27日 18:51更新
「昔は朝市の通りに店がたくさんあり、来る人も多かったが今は…」と話すのは、毎月、2と7の付く日に上越市大町3丁目で開かれている「ニ・七の市」の出店者だ。100年以上の歴史があるが、高齢化や市内に直売所ができた影響で出店者が減り続けている。
こうした中、春日山2丁目で野菜や果物を練り込んだパンを販売する料理研究家で、野菜ソムリエの梅田みどりさんが27日から店を出し、パンの販売をはじめた。
この日、店に並んだのは、カボチャを練り込んだ食パンや塩バターロールなど朝食向けのパンが中心の20種類だ。開店前からパンを買い求める人が訪れ、にぎわっていた。「意外にハードな(食感がかたい)パンが売れた。次は品ぞろえを変えないと」と笑い、初出店を楽しんでいた。
(開店から30分ほどで売り切れるパンも)
(塩バターロール)
梅田さんはこれまで朝市に出店する手続きを大変だと思い込んでいたが、朝市の会場と同じ大町3丁目に住む知人を通じて、朝市に出店する方法を知った。梅田さんによると、朝市に店を出すには市に申請し、審査を受ける必要があるという。「いろんな人との出会いを楽しみに出店した。朝市の魅力をSNSなどを通じて伝えたい。出店できる仲間がいれば誘いたい」と、朝市の魅力を発信していく考えだ。
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