2020年10月15日 16:41更新
年金支給日の15日、上越警察署などが市内のショッピングセンターで買い物客に特殊詐欺に注意するよう注意を呼びかけた。
呼び掛けたのは上越警察署や市の職員など12人。特殊詐欺の手口などが書かれたチラシを買い物客に配った。
警察によると先月、市内に住む80代女性が警察官を装った不審人物から電話を受け、その後、自宅を訪れた人物にキャッシュカードを奪われて現金約29万円を引き出される被害があった。
特殊詐欺の被害は今年3件、被害額は288万円。昨年の同じ時期と比べて6件、1,292万円少なくなっているが、先月から今月にかけて警察官をかたり個人情報を引き出そうとする不審な電話が市内で複数確認されている。
上越警察署の伊藤紳祐 係長は「電子マネーを利用した特殊詐欺が上越署管内でも発生している。『すぐ必要』は詐欺だと思ってかまわない。そういう電話があったらまずは電話を切り、家族へ相談でもいいし、困ったら警察へ連絡してほしい」と呼び掛けた。
買い物客は「年を取ると何でも聞いてしまう。最後まで聞かなきゃいけないかなとか。でも途中でおかしいと思ったら電話を切るようにしている」と話していた。
警察では電話で個人情報を聞かれた場合は答えずにいったん電話を切り、警察や家族に相談するよう呼びかけている。 また、特殊詐欺を防ぐための防犯機能付き電話を活用するよう呼びかけており、現在、上越市役所や上越警察署などでは展示会が行われている。
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.