2020年10月15日 17:02更新
上越市在住の男性2人が長年にわたり、小学生の見守り活動など地域の安全に貢献したとして15日、防犯功労者として表彰された。
表彰されたのは上越市大潟区の君波 豊さん77歳と、仲町の柴田 幸男さん84歳。君波さんは、平成18年から14年間、「おおがたみまもり隊」として児童の登下校を見守ってきた。また、地域のパトロール隊を結成し、車で地域を回って異常がないか確認している。こうした取り組みが評価され、全国防犯協会連合会表彰の銀章を受章した。
君波さんは「受章はありがたい。今後の励みになる。地域の子どもは、電車で通学しているので、電車が走り去るまで見届ける。できる限り毎日子供の顔を見ることを心がけている」と話す。また、君波さんは現在、大潟区の防犯組合長や特殊詐欺被害防止推進員としても活動している。「特殊詐欺防止のPRを地域で行ってきた。区から被害者を出さないように力を入れている」と話した。
一方、柴田さんは、平成2年から約30年にわたり児童の登下校を見守り、関東防犯連絡協議会表彰を受章した。「特別なことはしていない。長年地域のために頑張ってきた。明るくて楽しい街づくりをしていきたい」と話していた。
上越警察署の岡村厚 署長は、「子どもの事故や事件の防止には、地域で見守る大人の存在が大きい。今後も地域で活動している皆さんと協力して被害を防いでいきたい」と話した。
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