2020年10月07日 17:40更新
上越市立柿崎小学校の児童が7日、尾神岳中腹にある大出口泉水近くの棚田で育てたコシヒカリを刈り取った。
稲刈りをしたのは柿崎小学校の6年生44人。コメ作りは柿崎の中山間地活性化に取り組む団体「柿崎を食べる会」が指導をし、稲は大出口泉水近くにある棚田9アールを借りて児童が植えた。
6年生は昨年も稲刈りを経験しており、作業は順調に進み約20分で全て刈り終えた。
児童は「5年生でも経験したけどすごく楽しい」「今年はきれいに刈り取りできた」「力が足らず気持ちよく刈れなかった」など体験を話した。
柿崎を食べる会の長井慎也 会長は「名水百選の大出口泉水が流れる棚田で、環境がよく美味しいコメがとれる場所。コメは毎日食べるものだが、体験することで感謝の気持ちがでてくる。コロナでいろんな行事が中止となったが、コメ作りを楽しんでもらえてよかった」と話した。
稲刈りのあとは棚田からの景色を眺めながら、地元の人たちが用意した昼食を味わった。収穫したコメは地元の頚城酒造が日本酒「和希水」の原料に使う。
児童は来年2月、頸城酒造を訪ねて収穫したコメを使った酒作りを見学する。また、完成した酒は児童が20歳になる8年後、プレゼントされるということ。
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