2020年09月19日 04:00更新
盲目の女旅芸人瞽女を描いた油彩画展が、上越市本町のアートサロン遊心堂で開かれている。
油彩画展は映画「瞽女GOZE」の公開にあわせて開かれた。会場には、「瞽女さの歩いた風景」と題して、雁木や峠を歩く瞽女を描いた36点が展示されている。
作品を描いたのは上越市高田出身の渡部等さん64歳。渡部さんは「昔、東本町4丁目で瞽女さんを実際に見た。そのイメージで描いている」と話す。
渡部さんが描く油彩画は下地に砂を塗り込み、その凹凸に絵の具を重ねている。色のやわらかみや雪の質感を再現できるということ。渡部さんは「おぼろげなところが瞽女のイメージにピッタリ合う。越後の三大風物詩、はさ木、瞽女、雁木をイメージしているのでそこを見ていただければ」と話した。
「渡部等油彩画展」は今月21日(月・祝)まで、本町4丁目のアートサロン遊心堂で開かれている。また、会場にはこの他、詩人、国見修二さんの瞽女を題材にした詩のパネルと書家、岡田凌雲さんの書もあわせて展示されている。
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