2020年09月16日 18:30更新
全国でトラブルが発生している「ドコモ口座」の不正送金被害に絡めて、警察官を装った不審人物から電話がありキャッシュカードを奪われたうえ、現金を引き出される被害が15日、上越市で発生した。警察では同様の電話が発生するおそれがあるとして、注意を呼びかけている。
上越警察署によると、上越市内に住む80代女性の自宅に警察官を名乗る者から「上越市内でドコモ口座の不正送金被害が出ている。あなたも被害にあっているので通帳を止めた。これから警察官がキャッシュカードを取りに行く」と電話があった。その後、警察官を装った者が女性の自宅を訪れ、キャッシュカード2枚を渡したところ、目を離した隙に偽物のキャッシュカードとすり替えられたという。この女性は、家族に相談して詐欺だと気付き、警察に被害届を出した。キャッシュカードからは、現金28万7,000円が引き出された。現在、警察が捜査中。
上越警察署では、警察官や金融機関の職員がキャッシュカードを預かったり、暗証番号を聞くことはないとして、こうした電話があった場合は、詐欺を疑って警察に連絡してほしいと呼びかけている。
上越警察署によると15日、県内で警察の名を語って「ドコモ口座の不正引き出しで近所の人が、被害に遭っているので注意しようと電話した」などという詐欺の予兆電話が複数回確認されたという。ドコモ口座の不正引き出しという言葉を使った電話には注意が必要だ。
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