2020年07月01日 18:45更新
オンスクリーンで笑顔を確認!
ウイルス感染対策で児童の3密を避けようと、上越市立飯小学校でオンラインを活用した全校朝会が1日に行われた。
飯小学校の全校朝会は月に1回開かれる。新型コロナによる休校明け後は3密を避けるために体育館をつかわず、校内放送で行われた。2回目のきょうは校内放送ではなく、オンライン会議アプリZoomを活用し、校長室と各教室をつないだ。画面を通して児童の顔を確かめることができ、接続直後は児童も手を振って応対。田邊道行校長が午前8時15分に「おはようございます」とあいさつすると、校内から元気の良い返事が返ってきた。
田邊校長は画面上にテキストを表示し、「世界中の大人も子どもも、いつでもどこでも使えるどうぐとは?」となぞなぞを出題。次々にヒントを出され、3年1組のクラスでは「定規?」「粘土?」「こころ?」などと反応があったが、正解は…
「あいさつ」。さらに画面には休校明けの登校の様子が動画で映し出され、児童は普段からしっかり朝の挨拶が出来ているかを振り返った。3年生の女の子は「元気なあいさつができていなかった。これからはちゃんと相手の目を見て大きい声で言いたい。リモートの集会は普段の体育館と違って楽しかった。」男の子は「あいさつができないと大勢の人とかかわるのが苦手と思われてしまうと校長先生から聞いたので自分も思われないように気を付ける。やはり挨拶は大切」と話していた。田邊校長は「まず子どもたちの顔を見ながら話ができたのは良かった。動画・プレゼンテーション画面も映し出したことで、児童に『伝える』ということは普段よりもできたが、やはり対面のリアルは教員にとって大事。」と従来の集会再開に期待を寄せていた。飯小学校では当面、オンラインでの全校朝会を続ける予定。
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