2020年06月26日 14:23更新
本格的な夏山シーズンを前に、頸南消防署と妙高警察署が合同の山岳救助訓練を26日行った。
合同訓練は夏山シーズンを前に、毎年この時期に行われている。26日は頸南消防署と妙高警察署の署員、合わせて10人が参加した。訓練は60歳男性が登山道から滑落、一緒にいた友人が警察に救助を要請した想定で行われた。
訓練では、崖下5mほどで身動きが取れなくなっている男性をロープで引き上げる。この方法は山岳救助でよく使われる「3分の1システム」と呼ばれるもの。小さな力で要救助者を引き上げることができる。
頸南消防署管内では昨年7月と8月の2か月間で、山岳救助の出動が6件あった。頸南消防署の金子敏美署長は「災害対応には警察からも協力してもらわないといけないので、連携の強化が大事。登山者には安全管理に努めたなかで登山を楽しんでほしい」と呼びかけた。
26日はこの他、救助に必要な備品の確認作業をした。あわせて、ウイルス対策でマスクと検温計が必要であることなどを話し合った。
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