2020年03月27日 16:08更新

コラーゲンたっぷりのソウルフード！

郷土料理でおなじみのサメを使ったラーメン「わんたんフカソバ」がこのほど開発され、グルメの注目を集めている。

わんたんフカソバ　980円（税込）

作ったのは上越市下門前にあるラーメン店「麺屋あごすけ」。名前の通り、スープのだしにはサメの皮が使われている。あごすけのオーナー、月岡二幸さんは「すごくコラーゲンがあり、あっさりしているがコクがある感じに仕上がった」と手ごたえを感じている。

ワンタンの具材はサメの肉。酒粕を使って臭みを抜くなど色々な工夫が凝らされている。月岡さんによると、1日酒粕とレモンで寝かせて、その中に自家製のサメ粉を一緒に入れることで、一層風味が増し、美味しいワンタンができたという。

月岡さんは以前から食材としてのサメに興味があった。誰も食べたことがないサメのラーメンを作ろうと、郷土料理研究家の井部真理さんに相談し、アドバイスを受けた。

井部さんは「サメの歴史や栄養などを勉強会をして、このラーメンが生まれた。サメの良い所だけ取り出した極上ラーメン」と話している。

味付けは何が合うか苦労したという。しょうゆ、塩、色々試行錯誤して一番合ったのが薄口しょうゆだった。隠し味に鮎正宗の熟成酒、そして香りづけにショウガ油を入れてすっきりに仕上げている。

月岡さんは「サメは上越の文化。栄養もあり元気の出るラーメンになったので、みなさんに食べてもらいたい！」とPRしている。

わんたんフカソバは麺屋あごすけで4月末まで、夜の限定メニューとして提供されている。

麺屋あごすけ
■場所：上越市下門前1650
■営業時間：11:30～14:30／17:30～21:00　※土日祝はランチ15:00まで
■定休日：水曜
■問合せ：℡025-545-3335