2020年01月15日 17:00更新
明治から大正に作られたすごろくの展示会が上越市本町2丁目の本町ふれあい館で行われている。会場に展示された29点はどれも雑誌や新聞の付録だったもので上越市大和でギャラリーを開いている佐々木雄二さんのコレクション。20年で100点を集めたという。
佐々木さんは「滅多に見る機会のないものが、お披露目できた。集めておいて良かった」と展示を喜び、「パっと見て鮮やかなのが分かる。当時、学年別に毎年12月に景品として、すごろくがついてきた。今でもその伝統は続いている。隠れた日本の伝統芸術がすごろくであるということを知ってほしい」と話した。
なかには、上越市板倉区出身の偉人、増田義一が創設した実業之日本社の作ったすごろく9点も展示されている。
大正13年「初日の出すごろく」
初日の出すごろくは、ストーリー仕立てで、子どもたちが初日の出を見るまでの物語が描かれている。
明治45年「花咲きすごろく」
当時、さいころの目にあわせ前進するものが多かった中、「花咲きすごろく」は「一回休み」や「戻る」など、現代版と似た作りとなっている。佐々木さんは「進むや戻るのマスは外国すごろくの定番だった。それを取り入れた最初のすごろく。地味ではあるが、奥深さがある良いすごろくだ」と話した。
明治・大正すごろく展は本町ふれあい館で今月28日まで。展示内容は期間中、順次入れ替える予定。
※ご覧の記事の内容は2020年1月15日(水)JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch)初回18:30
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