2024年09月20日 15:11更新
新潟水俣病について学び、差別や偏見について考える授業が19日(木)に妙高市立新井中央小学校で行われました。
新潟水俣病に対する差別や偏見について学んでいるのは、新井中央小学校の5年生48人です。
水俣病は工場から川に流されたメチル水銀がもとで、魚を食べた人が中毒になり、手足のしびれなどが生じる神経系疾患です。新潟水俣病は昭和40年に阿賀野川の流域で発生し、四大公害のひとつとして社会問題になりました。
児童はこれまで、新潟水俣病の被害者の権瓶良雄さんに直接会い、原因や治療できる薬がないことなど、病気について話を聞いてきたほか、被害者で語り部の小武節子さんの映像を見て、患者が差別や偏見に苦しんでいることを学んできました。授業では、なぜ新潟水俣病患者への差別がまだ続いているのかをグループごとに考えたほか、学びを通して、それぞれがどうしていくべきかを考えて発表しました。
児童
「60年ほど前の公害病だが、興味深かったのでもっと調べたいと思った。(差別や偏見があれば)声をかけていきたい」
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