2021年02月25日 09:20更新
佐渡汽船は直江津-小木航路で、高速カーフェリーあかねに代わって、ジェットフォイル「ぎんが」を4月29日から就航させることになりました。
ジェットフォイルぎんがの就航はゴールデンウィークに入る4月29日から10月31日までです。1日あたり午前と午後の2往復し、所要時間はあかねより25分短縮されて1時間15分。旅客定員は628人から250人になります。一般旅客運賃は片道6680円、往復で11700円となります。ぎんがは昭和54年の建造から41年が経過しています。22日に開かれた市議会文教経済常任委員会では、船舶の老朽化を心配する声がありました。
これに対し市の山田孝産業立地課長は「一般的にジェットフォイルの耐用年数はアルミ船で9年だが、耐用年数が過ぎたからといって船を処分、売却する必要はない。佐渡汽船は自前のドックで点検ができ、ジェットフォイルはエンジンもバラして全部洗浄して組立できる特徴もある。外観は少し古いかもしれないがエンジン等には問題はないと聞いている」と答えました。
また債務超過となっている佐渡汽船への経営支援について、市は新年度の当初予算案に計上していません。その理由として、市は補助金を出した高速カーフェリーあかねの売却先がまだ決まっていないこと、その確定や佐渡汽船の経営状況、さらには補助金の返還などを踏まえてから、支援を検討するとしています。
野沢副市長は「株主関係ではない会社と市の関係。しかし長い間、佐渡航路で深い繋がりがある会社でもある。出資までして支えるべき会社か否か。非常に難しいところに来ている」と述べています。
なおジェットフォイルぎんがの予約受付は佐渡汽船の専用サイトですでに始まっています。
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