2017年05月12日 12:16更新
新潟県外の人に、田舎の自然や食の魅力を感じてもらう「越後田舎体験」がはじまり、11日に東京都の中学生が上越市吉川区で田植えをした。
「越後田舎体験」は上越市と十日町市が18年前から毎年実施している。今年度は関東地方の小中学校など33の団体が参加。
11日は東京都中野区の大妻中野中学校の2年生281人が吉川区土尻で田植えをした。生徒は地元の人から苗の植え方について指導を受けたあと、素足で田んぼに入ってコシヒカリの苗を植えた。
「泥がヌルヌル。慣れると気持ちいい」と東京ではできない貴重な体験をした生徒。「米が沢山採れるよう元気に育ってほしい」と願っていた。
田植えを終えた生徒には吉川区で採れたもち米を使った赤飯が振る舞われ、最後に生徒の代表に田植えの修了証書が渡された。
今回の体験を取りまとめた「よしかわ里山倶楽部」の内藤潔さんは「若い子どもたちの明るい声を聞くと、我々も元気づく。都会のこどもたちが自然の中に来て、都会にないものを、感じ取ってくれれば」と話していた。
参加した生徒は田植えの他に、押し寿司作りやそば打ち、吉川区や安塚区などの農家で宿泊体験をしたということ。
越後田舎体験・・・平成11年度からはじまり、関東を中心に昨年度までに約7万5,000人が参加。5万泊の実績がある。
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