2024年12月11日 17:15更新
能登半島地震でなおえつ海水浴場が津波被害を受けたあと、今年7月に設置された避難階段について、上越市は今の階段は一時的なものだとし、今後は車いすを利用する人でも避難できるよう歩道の整備に向けて来年度以降、測量などを行う方針です。
これは12月10日(火)に開かれた上越市議会総務常任委員会や、JCVの取材で明らかになりました。
なおえつ海水浴場は、能登半島地震で津波の被害を受けたことから今年7月、高台に逃げるための避難階段が海水浴場の南側の斜面に2つ設置されました。長さは10メートルと15メートルです。市によりますと階段は一時的に設置されたもので、今後は車いすを利用する人でも避難できるよう階段の代わりになる歩道の整備に向けて来年度以降、測量などを行う方針です。
防災危機管理部 市川重隆 部長
「次年度以降は測量設計などを実施する予定。恒久的な避難経路の確保を図りたい」
また今年10月、直江津地区の町内会などから要望された津波避難タワーの設置について、複数の委員から早急な整備を求める意見が相次ぎました。
八木 副市長
「市では国の方針を踏まえて検討し、必要に応じたハード整備をやっていく。それを何年度予算に反映するというところまでいっていないが、頭の中に入っている。国・県・市と同じ考え方で、住民の安全安心を確保したい」
市によりますと、津波避難タワーなどの整備を求める要望は、国と県の担当者に伝えたということです。
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