2017年10月23日 09:50更新
<今の状況>
台風第21号は、きょう23日午前3時ごろ、静岡県の御前崎付近に上陸。現在は、茨城県の日立市付近を時速65kmの速さで北東へ進んでいる。中心気圧は965hpa程度と、上陸した6時間前と比較すれば勢力は弱まっているが、まだ中心付近の最大風速は45m/s程度と依然として強い勢力を保っている。
上越地方では、昨日から多いところで、合計260㎜程度の雨を観測。風は明け方をピークに少しづつ弱まってきているが、まだ海岸平野部を中心に10m/s以上の風が吹き付けている。
<今後の予測>
今後、台風は日本の東の海上へ進み、今夜遅くにも温帯低気圧に変わる見込み。ただし、日本付近は冬型の気圧配置となるため、上越地方は少なくとも、きょうの夕方くらいまでは、断続的に降る強い雨に警戒が必要。
また、海沿いの地域では、風の強い状態が今夜いっぱいは続くので、外出の際は常に最新の情報を確認するようにして下さい。山沿いの地域ではこれまでの雨で地盤が緩んでいるため、崖の下など急傾斜な場所には絶対に近づかないように。新たに河川が氾濫する恐れもあるので、避難方法・避難経路を事前に確認してください。
情報提供:SnowCast