2022年12月03日 09:00更新
台風災害で孤立した集落にドローンを使って支援物資を輸送する実験が29日に妙高市の上小沢地区で行われました。
実験は台風の大雨で土砂崩れが発生し集落が孤立した想定で行われました。
使ったドローンは最高速度が時速60キロ重さ5キロの物資を10キロメートルほど先まで運ぶことができます。
この日は新井南体育館のグラウンドから4キロほど離れた上小沢集落に向けて飛び立ち10分後に救急用具を届けました。ドローンは事前に設定したルートを飛行します。
妙高市 吉越哲也 総務課長
「平成7年に孤立した経験がある集落で自立飛行ができたのは大きな成果。この実証実験を実働できるかたちで地域に落とし込んでいきたい」
今回の実験は妙高市と協定を結んだKDDIの協力で行われました。市は今後ドローンを防災だけでなく買い物弱者の支援や観光促進など幅広い分野で活用することにしています。
KDDIスマートドローン 立岩正之 営業部長
「妙高市内でドローン事業が完結される仕組みを作り妙高市でドローンの利活用が進むことに向けて取り組んでいく」
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