2022年11月15日 09:30更新
大型店などが立ち並ぶ上越市下門前地区にかつてあったという蟹池にまつわる伝説が紙芝居になり13日(日)、下門前の町内会で上演されました。題名は「たびの絵かきときんびょうぶ」です。
紙芝居は下門前地区にかつてあった蟹池にまつわる伝説をもとに町内会が作りました。
内容は、旅の絵描きが金屏風に草履の絵を描いたところ、不評をかったため水をかけて消そうとしたらカニが飛び出し、近くの池に放されたというものです。
町内会会長の市村輝幸さんは「地域の子ども達に言い伝えを教えることで子供達がこの地を離れても思い出してもらえるそういうきっかけになればと思って作った」と話しました。
この日は、上演会には町内の子どもや保護者のべ80人ほどが紙芝居を楽しみました。
参加した小学生
「不思議だと思った。(絵から)蟹がでてきてビックリしました」
今回の上演会を振り返り市村さんは「今の子どもたちはデジタルなアニメや漫画を見て育っているので昔話というのはなかなか馴染めないとは思うけど、子供達少しずつ聞かせることによってだんだん慣れてくるのかなって思う」と話していました。
下門前地区では、この伝説と地蔵尊の云い伝えがあわせて、市の「地域の宝」に認定されました。
今回、町内会では認定をきっかけに、地域活動支援事業の補助金を活用、紙芝居を作りました。今後は、町内活動として、子どもたちに読み聞かせの会を開いていくそうです。
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