2021年11月24日 16:46更新
上越市国府にある羽深機工株式会社が自己破産の申請手続きをしていることが24日にわかりました。負債はおよそ7億円が見込まれています。
帝国データバンクによりますと、羽深機工は2007年(平成19年)10月に創業。2013年7月に法人に改組した足場組立工事業者です。2017年に株式会社上越ホールディングスから現在の商号に変更し、東京、横浜、石川に営業所を設置して事業を拡大してきました。県内外のマンション、ビルなど大型構造物の足場工事や解体工事を行い、2015年には上越市内にスポーツジムを開設。ピーク時の2020年6月期の売上高はおよそ8億1800万円を計上していました。
しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響で2021年3月末でスポーツジムを閉鎖。本業の工事部門の受注も減少。損益面でも外注費の増加よって粗利益率は低調で3期連続欠損となり、財務内容は債務超過となっていました。
今期に入ってからも売り上げの減少が続き、資金繰りが悪化して支払いが困難となり、事業継続を断念。負債はおよそ7億円が見込まれています。
県内の新型コロナウイルス関連の倒産は今年は20件目、累計で31件になるということです。
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