2021年08月04日 19:20更新
飲食業から民宿、雑貨屋まで、さまざまな立場で観光ビジネスに取り組む人が集まって、新しいツアー企画などを話し合うセミナー塾が3日、直江津学びの交流館で開かれました。
これは「観光地域づくり実践未来塾」と題して上越市が開きました。参加したのは、宿泊、交通、飲食、広告など観光ビジネスに携わる32人です。
宿泊業に携わる男性「宿泊事業者として観光の一部を担っているが、上越市の観光はもっと面白くできるだろうと思っていたので勉強のために参加した。参加者にはパン屋さんも市議もいて、広い目線で面白いアイデアが出てくるはず」
交通事業に携わる女性「うち単独では成しえないことも沢山ある。皆さんと協力しながら作り上げたい。いまここで新しい企画が生まれそう。今までやったことないことで皆さんに楽しんでもらえることをやりたい」
実践未来塾を担当する上越市観光交流推進課の見波大輔さんは「市内の民間事業者が新しい観光プランやコンテンツを生み出す場。市からこういうプランを作ってもらうというより、皆さんが思い描いているモヤモヤしたものをしっかり形にして、各ビジネスに活きてくる機会になれば」と話しています。
セミナーでははじめに、市の観光の現状が紹介されました。それによりますと、年間の宿泊者数は、コロナ前はおおむね60万人で、宿泊日数は妙高市や佐渡市で、2~3泊が最も多いのに対し、上越市は1泊が最も多いということです。
その後、参加者がグループに分かれて、コロナ禍でのリスクとチャンス、また、未来の観光ビジョンについて意見を交わしました。
次回の講座は、アイデア出しのコツをテーマに、えちごトキめき鉄道の鳥塚亮社長やアイエムタクシーの牧野章一代表取締役を招いて、9月上旬に開かれる予定です。
上越市観光地域づくり実践未来塾
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