2019年09月15日 17:16更新
上越市在住のさをり織り作家、坂井亮円さんの作品展が、本町6丁目の東条商店REで開かれている。
さをり織りは、織物の既成概念にとらわれず、作家の感性の赴くまま自由に織り込む注目のアート作品だ。
作品を手にする坂井亮円さん
障がいがある坂井さんは、11年前にさをり織りの魅力に取りつかれ、現在専門の作家として活躍中。
2011年には新潟県の障がい者芸術文化祭で最高賞の県知事賞を受賞するなど、その実力を発揮している。
今回の作品展は、14日からの「たかだ花ロードウィーク」に合わせ開いたものだ。
15日には、美術評論家で嵯峨美術大学の客員教授の宮田徹也さんとのトークショーも行われた。
宮田さんは、「坂井さんは作品と向き合っている」「細部に至るまでしっかり意識が届いている」と高く評価。そのうえで、もっと自信をもって創作活動にあたるようアドバイス。「1人でも多くの人に正直な気持ちを伝え、作品を見せていって」とエールを贈った。
これに対し坂井さんは「自分の作品を集めた美術館を作るのが夢。皆さんから評価していただき、坂井亮円の名がのこるような作家を目指したい」と決意を語った。
坂井亮円さんのさをり織り展は、23日(月祝)まで本町6丁目の東条商店REで開かれている。
なお、平日は高田広告舎プラステン025-520-7442まで連絡が必要。
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