2019年06月08日 00:00更新

上越地域米の農業者大会が6日に開かれた。JAえちご上越は、もうかる農業をめざして外食や中食に適した業務用米「つきあかり」の栽培を進めている。今年度はコンビニエンスストアや大手スーパーからの需要に応えようと昨年度より3割以上多い出荷をめざす方針。

現在JAえちご上越では年々ニーズの高まっている中食や外食向けの業務用米「つきあかり」の栽培拡大を進めている。今年度は昨年度の3,180トンより37％多い4365トンの出荷を目指す方針。

コンビニエンスストアや大手スーパーなどからは1万5,612トンの生産要望があり今年3月末現在、契約できたのはその12％にあたる2,001トンほどに留まっている。

この日の大会では実際に「つきあかり」の生産に3年前から取り組む農業者の発表があった。それによると10アールあたりの収量平均が644㎏と市の目標値を超えたという。

同じ業務用米のこしいぶきに比べ、収穫期が早く収量性が高いとして昨年度は「こしいぶき」を止めて「つきあかり」の栽培を8ヘクタールに増やし主力米のひとつにしたという。2年前からつきあかりの栽培に取組んでいる農業者は「他の品種に比べ収量も増えた」と話した。

※プレミアム会員 見逃し視聴（配信期間日6月7日 19:00～6月13日 19:00まで）