2019年04月11日 17:22更新

上越観光コンベンション協会の会長で、上越商工会議所前会頭の田中弘邦（たなか ひろくに）氏が11日午前5時53分に死去した。享年92。

写真：2014年6月

田中氏は上越市長浜の出身で、家業の田中酒造株式会社の社長を務めながら、上越商工会議所の会頭を平成28年まで7期19年務める地元経済界の重鎮だった。また、全国特定郵便局局長会の会長を務めた。

上越観光コンベンション協会の現・会長であり、謙信公祭では地域住民とともにイベントの盛り上げに一役買うこともあった。平成29年の謙信公祭では出陣行列で馬に乗り、謙信公役も務めた。

あわせて全国特定郵便局長会の会長を長年務めていたほか、エフエム上越やくわどり湯ったり村などを経営するリフレ上越、まちづくり上越の社長など市が出資する法人の代表も数多く務めていた。

上越市の村山市長は「経済界のみならず、ふるさと上越のまちづくりに大きな足跡を残され、貢献をいただいた。巨星墜つの感があり、大きな悲しみと喪失感を禁じえません。様々な場面で親身になってご指導をいただいたことのあれこれが、昨日のことのように思い出されます。生前のご功績を偲び、衷心よりご冥福をお祈り申し上げます」とコメントしている。

また、上越商工会議所の髙橋会頭がコメントを発表し、「19年間にわたり会頭として2,000を超える会員企業をけん引、大きな足跡を残されました。ご病気から快癒されるものと信じていたところ、誠に残念です」と弔意を表明した。

田中酒造によると、葬儀は家族と近親者のみで密葬が行われ、後日に別途、葬儀を執り行うということ。

※ご覧の記事の内容は2019年4月11日（木）JCVニュースLiNKで放送（TV111ch） 初回18:30～
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