2019年03月23日 14:13更新

来月１日に開幕する、「高田城百万人観桜会」を前に、毎年恒例となっている桜の観察会が23日、高田公園で開かれた。

この観察会は、市民に桜への関心を持ってもらおうと、市民団体「エコ・グリーン」が毎年この時期に開いている。冷たい雨の降るあいにくの天候となったが、市民など約30人が参加し、環境カウンセラーの青木ユキ子さんから公園内の桜について説明を受けながら、つぼみを観察した。

青木さんは、「花の芽の中につぼみがいくつか入っている。多いほど桜が元気だといわれている。毎年、定点的に花の数を数えるのも、木が本当に元気になっているのかを見る目安」など、桜を保全するための知識についても説明していた。

高田公園の開花を宣言する調査木は、樹齢100年のソメイヨシノ。青木さんによると、つぼみの状態はかなり進んでいるようだ。また、2月1日からの平均気温の積算温度が300度を超えるのが開花の目安だという。開花宣言は、調査木全体が5～6輪咲くと発表される。

つぼみの膨らみ具合を見ながら、開花を予想していた参加者からは、「観桜会の初日に咲くと良いが、毎年当たらない」「今年は早い　つぼみの先がピンクになっているものもある」などの声が聞かれていた。

青木さんは、「去年（3月30日）よりはたぶん、遅い」と予想している。

観察会が終わると、参加者は桜の木を囲っている杭の立て直しなどの作業を行った。

※ご覧の記事の内容は2019年3月25日（月）JCVニュースLiNKで放送（TV111ch） 初回18:30～
※プレミアム会員 見逃し視聴（配信期間25日 19:00～29日 19:00まで）