2019年03月15日 18:47更新
県立上越総合技術高校2年の西脇愛斗さんが、このほど、難関といわれる溶接技術のJIS検定に合格した。
西脇さんが合格したのは、溶接技術のJIS検定のうち基本級と呼ばれるもの。これは、溶接技術の信頼性を保証する国家資格になる。西脇さんの指導教諭によると、合格率は7割程度にとどまるということで、高校生が合格するのは県内では数年ぶり、上越総合技術高校からは初めての快挙となった。
西脇さんは、昨年夏からほぼ毎日のように上越テクノスクールに通い、溶接の腕を磨いてきた。
検定の課題は、厚さ9㎜の鉄板2枚を溶接棒と呼ばれる金属を溶かしながらつなぐもの。仕上がりの美しさだけでなく、しっかり接合することが求められる。練習ではなかなかうまくいかずスランプに陥ったこともあったという。
西脇さんは「自信は五分五分。落ちるか受かるかわからないので、とにかく不安だった。」と当時を振り返る。
本番は去年12月、西脇さんは約200人の受験者のなかで高校生が自分一人と知り、プレッシャーに襲われたという。
そして、検定から3か月、待ちに待った合格通知が届いた。
指導してきた権瓶隼 教諭は「ほっとした。コツコツやるタイプなので大きなミスがなければ合格できると思っていた」西脇さんを称えた。
現在2年生の西脇さん。3年に進学してからもさらに上のレベルの検定試験に挑戦することにしている。
新たな挑戦を前に「自分の持っている溶接技術を最大限発揮し社会に貢献したい」と意気込んでいた。
※ご覧の記事の内容は2019年3月15日(金)JCVニュースLiNKで放送(TV111ch) 初回18:30~
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