2019年02月16日 20:05更新
国指定の重要無形文化財に指定されている佐渡の文弥人形が16日、上越ではじめて上演された。
文弥人形は、三味線を弾きながら物語を語る「太夫」とそれにあわせて人形を操る「遣い手」が演じる人形芝居。江戸時代から続く佐渡を代表する伝統芸能だ。
主催したのは文化活動を通じて直江津の活性化に取り組む市民団体「まちおこし直江津」。航路でつながる佐渡の文化を紹介しようと企画した。
出演したのは佐渡市羽茂地区で活動する文弥人形座「大和座」。直江津が物語の舞台となる「山椒大夫」のうち母と子が苦難を乗り越え再開する場面を熱演した。
佐渡で上演される山椒大夫は、成長した安寿姫が佐渡にわたり母と再会するが、目の見えない母はわが子と気づかず杖で叩いて死なせてしまうストーリー。
母を思う安寿姫。悲しみに暮れる母。
情感のこもった語りと巧みな人形使いで会場を魅了した。
上演のあとには人形遣いとの交流もおこなわれ、訪れた人は、佐渡の文化を肌で感じていた。
まちおこし直江津の佐藤和夫代表は「素朴な感じで喜んでいただけた。機会あればまた上演したい」と話していた。
※ご覧の記事の内容は2019年2月18日(月)JCVニュースLiNKで放送(TV111ch) 初回18:30~
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