2019年02月12日 14:51更新
夢で終わらせないで!
県立高田高校の1年生が人口減少などの課題を踏まえて、地域を活性化するアイデアをまとめた架空の新聞をつくり、8日に発表会を開いた。
『高田高校生、雪フェス開催!市の観光客15%増加!』
見出しは生徒たちが作った上越市の「未来新聞」のひとつ。この授業は地域が抱える課題の解決方法を考え、表現するまでの能力を伸ばそうと同校で初めて行われた。授業では去年10月、上越市の企画政策課から職員を招いて、「減る日本人、増える外国人」「観光客の減少」「公共交通の利用者減少」「空き家の増加」といった4つの課題を学んだ。その後2か月ほどかけてグループごとに課題の解決策を考え、それを実践して成功した数年後を想定し未来新聞にまとめた。新聞には成功の根拠となるデータも盛り込む。この日は1年生240人がグループごとに新聞の内容を発表した。会場には授業に関わった市の職員4人も招かれ、生徒たちの奇抜なアイデアに驚いたり、感心したりしていた。企画政策課の大山仁課長は「我々はどうしても現実を見てしまうが、現状分析をしっかりした上で夢や希望の持てる企画を沢山考えてもらえた。参考になるものがあれば書き留めて帰りたい。」とノートを握りしめた。
生徒たちの前でプレゼンした男子生徒も「上越市は魅力が多くあり、まだまだ発展の余地はある。自分たち若い世代が中心となって上越市を盛り上げていけたら。」と話していた。この授業は高田高校が文部科学省のスーパーサイエンスハイスクールの指定を受け、科学的な視点を持って社会貢献できる人材を育成する取組のひとつ。生徒たちは2年生になると東京の企業に出向いてビジネスのコンサルティングを学ぶことになっていて、今回の未来新聞づくりの経験を活かすという。
※ご覧の記事の内容は2019年2月12日(火)JCVニュースLiNKで放送(TV111ch) 初回18:30~
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