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障がい乗り越え 下鳥幸彦さんシーグラス作品展

2018年05月15日 08:30更新

海岸に打ち上げられたシーグラスと呼ばれる材料をつかったクラフト作品の展示会が、第四銀行高田営業部で開かれている。作者の男性は、病気の後遺症のため体が不自由だが、病気を克服しようと作品づくりに打ち込んでいる。

下鳥さんシーグラス5

銀行のロビーに展示された作品の数は300点以上。作者は、上越市大和4丁目に住む下鳥幸彦さん。これが初めての展示会だ。

下鳥さんシーグラス3

下鳥さんは、建築の職人として働いていた5年前に脳出血で倒れた。リハビリを続けなんとか歩けるまで回復したが重い後遺症のため仕事への復帰は断念せざるを得なかった。そうした中、去年2月。妻とでかけた海岸で偶然シーグラスを見つけ、これを材料にクラフト作品作りを始めた。シーグラスとは、海に流されたガラス瓶が砕け、波に洗われるうちに角が丸くなったもの。

そのとき、下鳥さんは、シーグラスに顔を描くことを思いつき、没頭するようになった。やがてマヒしていた右手が少しずつ動かせるようになったほか、気持ちが前向きになり言葉もスムーズに出るようになってきたという。

下鳥さんシーグラス6

この展示会には、同じ病気で苦しむ人に自分の体験を知ってもらいたいという思いが込められている。

 下鳥さんは「同じ病気で苦しんでいる人に見てほしい。何でもよいから何か初めて外に出れば、生きててよかったと思える。」と話す。

下鳥さんシーグラス1

下鳥さんの作品展は、今月末まで上越市西城町3の第四銀行高田営業部のロビーで開かれている。

 

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