2018年05月09日 20:33更新

中国 琿春市の市長が9日、上越市を訪れ、両市間の友好都市関係を結ぶ協定書に調印した。

  協定書に調印した琿春市の張市長(写真左)と上越市 村山市長

 上越市を訪れたのは琿春市の張吉鋒 市長ら6人。9日午後3時過ぎ、上越市役所に到着すると、一行は100人を超える市役所の職員に拍手で迎えられた。

琿春市は中国北東部に位置し、ロシア・北朝鮮の国境に接している。人口は約25万人。上越市と琿春市は、平成6年、上越市の経済団が琿春市を訪れたことをきっかけに国際経済・文化交流協定を結んでいる。締結から20年以上が経過し、このほど琿春市側から友好関係をさらに深めようと提案があり、9日、友好都市協定の締結となった。これによって今後は、経済や文化など様々な分野での交流が行われることになる。

両市長が署名した協定書

調印を終えた上越市の村山市長は「締結した協定は中国政府公認になるので、政府が支援することになる。今までの交流をより一層深められれば」と話す。また、琿春市の張市長は「経済面だけでなく、観光やスポーツなど様々な分野で交流できれば」とさらなる交流に期待を寄せている。

訪問団は10日まで滞在し、新水族館“うみがたり”や直江津港などを視察する。